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子どもの気持ちを汲み取るために

清瀬校でも同様でしたが、当校は定期的に来校してくれる元塾生が思いの外いらっしゃいます。先日も、田無2中の卒業生2名が来校してくれました。入学早々、勉強でわからないところが出てきたとか、何か悩みができたのではと尋ねてみると、そういうことでは無いと言います。 帰路を変更してまで、わざわざ塾へ足を運んでくれているのです。本当に伝えたいことが無いのでしょうか…?すぐに用件を切り出せない人は、子どもに限らずいるものです。気遣いができる人であれば、相手の状況次第で躊躇することもあるでしょう。また、表面上は平静を装っていても、言葉とは裏腹に葛藤を抱えているケースだってあるわけです。

そんな一縷の不安を持ちつつ、たまたま私が授業外だったため暫し歓談しました。ほぼ毎日顔を合わせ、一緒に受験を乗り切った生徒たちのことです。少し話せば、ここ数ヶ月の心境の変化を汲み取ることは、決して難しいことではありません。 結論、来校理由を聞くこと自体が野暮だったようで。高校入学後の近況報告をしに来てくれたのです。女の子たちでしたから、制服姿を見せたかったこともあったかもしれません。熱心に自校の制服のお話をしてくれました。勿論、とても似合っていましたよ。天真爛漫に、いや純粋無垢にという表現が適切でしょうか。 ひょっこり顔を出してくれるのですから、嬉しいことです。 職業病でしょうか。卒業生が塾に来るということは、勉強面や学校の生活面で何か問題を抱えているのではと詮索してしまいます。(今回は結果的に違うようでしたが、)卒業生に限らず、そのアンテナは常に立てておき、我々側からの声がけと相談しやすい環境作りを心掛けておきたいところです。 西東京市谷戸校(田無・ひばりヶ丘)より

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