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以前にこんな記事(言の文)を書きました。今回はその好例を。 今月からパズル道場に通い始めた私立に通う小2の女の子。彼女が発する言葉に私はいつも感心します。問題を解く時、世間話をしている時、「好き!」、「やってみたい!」、「面白いね!」、「得意!」、「楽しい!」などといったポジティブワードが本当に多いからです。「やだ!」、「無理!」、「面倒臭い」などのネガティブワードを彼女の口から一度たりとも聞いたことがありません。確かにパズル道場は電子黒板やタブレットを使用し、ゲーミフィケーションを重視していますから通常の授業では味わえない新鮮味があります。しかし、昇級すればするほど越えられない壁が出てきますので、楽しいだけとは一概に言えません。それでも弱音を吐かず、諦めず、ポジティブワードを連発しているところに彼女の凄みがあります。

魔法の言葉は魔法の鎖を発動する

子供には(大人もですね)感情のはけ口が必要ですから、ネガティブワードの1つや2つは出てきて然るべきだと思います。どこかで発散させてあげなければ、途中で糸が切れてしまったり、感情表現が苦手な人になり兼ねません。従いまして、そんなワードが出たくらいでいちいち目くじらを立てず、いなすくらいの業は心得ていなければなりません。しかし、心から楽しみ、好きでやっているとしたらどうでしょうか。ネガティブな発想がそもそも生まれてこないわけです。忍耐強く、好奇心旺盛でポジティブ。彼女にぴったりの言葉です。これが学力に及ぼす効果は計り知れません。 このような人は周りにも好影響を与えます。一緒にやっている生徒さんたちは、その空気に飲まれて一層の頑張りを見せるようになっていきます。指導している我々も例外ではありません。指導に熱が入りますし、何より指導していて気持ちが良いです。これぞ正にPositive Chain(正の連鎖)です。このpositive chainは、魔法の言葉(ポジティブワード)を唱えることで発動する魔法の連鎖です。知ってか知らずか、彼女は大変優秀な白魔法使いです(負の連鎖を発動するのは黒魔法使い)。きっと彼女の周りには多くの人々が集まり、彼女から勇気や元気をもらっていることでしょう。私たちは教育研修や読書を通して白魔法を日々研鑽しています。しかしこれは認知的な魔法の使い方の探求であり、彼女のように情緒的に魔法を使う天才には到底敵いません。 小2といいますと、発達心理学では社会性を意識し始める時期と位置付けられています。発達段階ごとの特徴は「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」(外部リンク)が参考になるかもしれません。自我が明確に形成されているとはまだいえませんから、何に関しても保護者が導線を引いてあげることになります。そこで上手に導いてあげない限り、このようなポジティブワードばかりを発する習慣は身につかないでしょう。生徒さん本人からだけでなく、ご家庭の教育方針からも学ぶところは多いです。教室中に魔法の連鎖を広げられるよう、白魔法をたくさん勉強させていただこうと思います。 谷戸校(田無、ひばりが丘)より

 

更新日:2021年12月21日

多様性は英語でdiversity (ダイバーシティ)と訳します。少し前に小池百合子都知事が3つのシティとして、スマートシティ、セーフシティと共に掲げていることでも話題になった言葉ですね。小池都知事はキャッチーな言葉を使うのがお上手だなとつくづく感心します。西東京市にある谷戸校の塾生は首長の方針に違わず、様々なニーズやバックグラウンドをお持ちの方が多いです。実は清瀬校にいた頃にはあまり感じたことのない感覚です。これには東京都下で5番目に多い人口を誇る西東京市の立地や市民性が関係しているのかもしれません。偏差値70越えの学業優秀な生徒さんがいる一方、中3まで殆ど勉強をしてこなかったような生徒さんが助けを求めて入塾してきたりします。帰国子女もいれば、スカウトされて芸能活動をしている人もいれば、とある分野で世界一を獲った生徒さんも。我々が入塾生を選別することは致しませんので、自然とこのような多様性が生まれてきたわけです。

多様性を認めること

このような多様化はそれを認める風土が無ければ育まれません。一部の大人たちはいとも簡単に子供たちの様々な可能性を摘み、自らの一義的な価値観を正として強要しようとします。このような大人に育てられた子供たちが大人になると、同様の価値観、一義的な見方でしか物を見ることができなくなることは容易に想像できます。このロジックでいえば、この「一部の大人たち」自身もそのような教育を強要されてきた憐れな被害者であり、ここに負の連鎖が生じます。最近でいえば、このハゲー!!の元国会議員。学業面では優秀であったようですから、多様性の意味を頭では理解していたでしょう。しかし、心では理解しておらず、周りにそれを嗜める大人もいなかった。そのため、人の多様性を認めることに難があり、結果的には周りに自分の価値観を認めてもらえなくなった。これは至極当然の因果であったわけですが、何だか悲しい末路です。残念なことに塾や学校関係者にも、この負の連鎖を律儀に守る方々が存続していることを漏れ聞きます。この多様性。国語の論説文や都立自校作成校の推薦入試では、生物多様性や比較文化論として頻出テーマです。それにも関わらず、それを解説する立場の御仁が理解できていない(実践できていない)となると目も当てられません。・・・と、まぁこのような負の連鎖を断ち切ることも我々の大切なミッションだと考えています。人の価値を1つに決めず、バイアスを極力排除し、ひとりひとりの目標実現を共に追求し続けてきた結果がこの教室にはあります。

多様性を理解することは人生を豊かにすること

昨今ではAIの台頭で職を失うといった実しやかな話題が飛び交います。そもそもなぜall or nothing でものを語りたがるのかという疑問はさておき、いずれにせよ私は待望論者です。とことん使い倒してやろうと画策しています。生徒諸君におかれましては、この潮流を先の未来と呑気にしていてはいけません。都立戸山高校の昨年度の推薦入試の集団討論テーマは正にAIについてでした(ご参考:平成29年度都立戸山高校推薦入試集団討論テーマ)。よって、このテーマは今年度も出題される可能性が大いにありますので、最低限の知識と自身の考えを持っておきましょう。塾生の皆さんへは集団討論対策授業にて、お話しますのでお楽しみに。 さて、AIの潮流は教育分野にも訪れることは間違いありませんが、こと教育分野で淘汰されていくのは偏差値偏重の詰め込み型の塾や学校の教師たちからになりそうです。いわゆる優秀な生徒さんへ受験知識を詰め込むだけのやり取りは、非常にシンプルなロジックですからAIとの親和性が高いです。つまり、ひとりひとりに対して異なったアプローチで動機づけやコーチングをすることのできない教育現場や教育者からAIに代わっていくということです。既存知識の吐き出しだけならば、機械の方が既に遥かに正確ですからね。「ここの生徒は全員優秀だから教科書通りのことだけをやる。他のことをやると受験に必要ではないとクレームが来る。○○○○○よ。」とは、都立トップ校のとある先生の言葉です。多少謙遜まじりの言葉であったとはいえ、詰め込み型の塾のやり方と代わり映えしないなと感じたことを覚えています。古くから我々は、単調なことを「機械的」と言い換えて使用してきました。対義語である多様なことを「人間味がある」とも言い換えてきました。AIが普及しようとも何も難しいことはありませんし、恐れることもありません。先人の言葉が答えを教えてくれているのですから。多様性を認めること=人間味のある生き方をしていくことで、人生はきっと豊かになります。そのための勉強を一緒にやっていきましょう。 追伸 上記に関連して、IT&教育研究者の間ではAI時代を生き抜く4つスキルを提唱しています。これはまた別の機会にご紹介したいと思います。 谷戸校(田無、ひばりが丘)より

 

都立国際高校のIBコースが熱い

夏期講習では諸事情により終日授業に入っていたことや、3F教室増床による雑務処理のためブログ原稿が滞っておりました。ようやく通常運転に戻りましたので久々にブログを更新します。クラスの定員数を拡大できたことで、お断りする新入塾生を少しでも減らせたことも嬉しいことではありますが、自習室を終日開放できる環境になったことにこそ大変な意義があると考えています。 さて、先日こんな記事を見つけました。 東大よりオックスフォード 挑む都立国際19人の新鋭 都立国際高校の荻野勉校長に聞く(出典:日経電子版) 記事にある通り、2015年に公立高で全国初の国際バカロレア(IB)ディプロマ・プログラム校の認定を受けた都立国際高校IBコースの生徒さんが、とうとう受験を迎えるということです。校長がこれだけ自信を持ってインタビューに答えているのですから、相当な進路実績になるのでしょう。楽しみですね。実は西東京市谷戸校では、帰国子女や国立中高一貫校の生徒さんが年々増えてきていることから、進路指導の候補校としてこの学校を注目してきました(西東京市の場合は都立国際高校がある駒場まで少し距離があるのが難点です)。何より私が魅力的に感じるのは、国際色豊かで英語などの語学に強いということよりも、少人数でのアクティブラーニングで授業を行っているところや、海外大学への入学資格を得られるところです。いずれもこれからの時流にマッチしています。時を同じくして、とあるグループのCEOから、いわゆる「学歴」の費用対効果は年々下がっている。だからこそ何をやるか、やれるかを子供たちに考えさせなさいとアドバイスをいただきました。このアドバイスに対する一つの解が、この都立国際高校にはあると考えています。

英語のトレンドはAIやディープラーニング

子どもの視野の広さを決める主因は環境(地域・親・知人など)です。例えば、周りの環境が国内の知識しか持ち合わせていなければ、子どもが自ら気づきを得て海外に視野を広げていくことは至難の業です。ですから、都立国際高校のように多様性を持ち合わせ、視野を広げられる環境に身を置くことは非常に有意義なことだと思います。この辺につきましてはまた時間を作って原稿を認めていきます。 尚、語学力という観点だけでいえば、AIやディープラーニング技術の加速により自動翻訳機が実用段階に入っています。スマホがある人はGoogle Translateというアプリを使ってみてください。英→日も日→英も、音声認識と翻訳の精度は驚くほど高くなっています。 Google Translate(アンドロイド版) / Google Translate(iPhone版) また、日本未上陸の自動翻訳ガジェットの一つを個人的に予約していたりします。いつ到着するかは未定ですが、到着次第、塾生にお披露目します。なぜお披露目したいのか。それは語学力だけでは機械の精度にいずれ勝てなくなるということを早めに知って欲しいからです。そして何より、それでは今から何をやるべきか、やれるかを一緒に考えていきたいからです。 西東京市谷戸校(ひばりヶ丘・田無)より

 
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