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高校進学は未来へのスタート

【がんばれ受験生】 中3受験生のみなさん。調子はあがっていますか。すでに私立高校の推薦入試が終了した生徒さんからたくさんの合格の声が届いています。一般入試の本番はこれから体調管理をしっかりとして、一日一日を大切に合格に向け頑張ってください。 【高校3年間の重要な意味】 高校3年間は将来の進路を決める上で重要であるだけでなく、日本が大きく変化するこの時代において、特別に重要な意味を持っています。非正規雇用の大幅拡大により、高校、大学を卒業したあとの就職状況は、まったく変わりました。正社員の雇用が大幅に減少したため、世の中は、新しい「受験・就職戦争」の様相を呈しています。どこの学校を卒業したかだけでなく、資質や資格も厳しく問われる時代となりました。しかし、高校・大学の学校成績が優秀でない学生が就職で大苦戦している現状は変わりません。その点で、高校3年間の重要性はかつてないほど高まりました。高校生活のスタートは大変重要です。

【これから10年 日本は大きく変わります】

今、私たちの国はこの150年余りの歴史の上で、3度目の「危機」に突入しています。一度目は、江戸時代の末、日本が欧米に植民地化されそうになった時代。このときは、国を改革しなければという若い政治指導者が明治維新を断行して近代化をスタートさせました。二度目は、第二次世界大戦に敗戦した時代。このときは、多くの国民が力をあわせ必死に働き、経済と社会を復興させ、世界第二の経済大国をつくり上げました。  そして、今。人口が減少し始め、格差が拡大し、国と地方は天文学的数字の財政赤字に陥っているにもかかわらず、十分な対策を打ち出せない混迷した時代です。みなさんは、3年~9年ほどで社会人として活躍することになります。しかし、日本は、おそらくこれからの10年で、戦後70年以上続いてきた社会状態と常識はすっかり変化してしまうでしょう。  みなさんは、その大きな変化の中に生きており、その中で進学し就職していきます。このことを自覚して。変化を的確につかみ、しっかり勉強して、自らの力で未来を切り開かねばなりません。

【目標を持って前に進もう】  そうした時代であるからこそ、「情報収集」と「目標」と「努力」が重要です。高校3年間を単に楽しく過ごすだけ、ボンヤリ過ごすだけの生徒さんは10年後大きな後悔をすることになるでしょう。  これは、現在就活中のあるいは、大学、大学院に進学したみなさんの先輩諸君から寄せられた多くの反省の教訓でもあるんです。「まわりがノンビリしていたから」「最初は軽く考えていたけど、3年の差は大きかった」などなどの重い教訓です。  まずは「目標」が大事です。目標を持って努力する人は、かりに目標が達成できなくとも向上していきます。地道な向上こそゴールへの近道なのです。カメは常にゴールを見続けてウサギに勝ちました。夢を持ち続け、目標を持ち続ける人は失敗しません。成功する人とは成功するまで、あきらめずにチャレンジし続けた人ですから。  新高1のみなさん。高い志と地道な計画を持って前に進んでください。混乱する日本の新しい時代の扉を開けるのは、あなたたち若者なのですから。 進学塾ベスト自修館月刊誌「じゅくであ」より

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