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【春期講習4日目】国語の授業にて

春期講習は折り返し地点に入り、残るところ3日間(小学生は2日間)となりました。春期講習が終わると、学校の新学期が始まります。5月には偏差値判定テスト(塾内テスト)や、定期テスト(中学校)も控えています。どちらも、この3月、4月の努力の結果が如実に現れますので、引き続き気を引き締めていきましょう。

さて、春期講習の初日、国語の授業で、小説文中の登場人物「全て」を丸で囲むという試みを行いました。ルールは簡単。同一人物でも構わないので、とにかく 登場人物全てを丸で囲み、数をかぞえるというものです。 丁寧に文章を読んでいる生徒さんは、数を間違えることはありません。 しかし、国語が苦手という生徒さんは総じて、丸の数がなかなか合いません。たった300〜400字程度の文章量であってもです。 登場人物 の数をかぞえることは、精読(※ここでは「答えを探すこと」と同義語として使用します)しているか否かの数値的な指標を与えてくれます。文章読解において、この数値的な指標は、解答の正誤以外にはなかなかありません。その結果、「文章の内容は理解できていたけど、問題は間違えた。」という、如何ともし難いといいますか、??な意見が出てくるわけです(大抵、そんな道理はありませんよね)。登場人物の数をかぞえることは、本人が精読の力を数値的(客観的) に自覚できるというところが最大のメリットです。また、時間を区切り実施することで、集中力養成にも繋がります。更に、小説文において登場人物が如何に重 要なのか、自ずと意識するようになります。よって、それ以降の小説文では、能動的に人物を丸で囲むようになる生徒さんが出てきます。 これを定期的に行う必要はありません。敢えてこの時期に行うのは、丁寧に文章を読めているか、新学期を前に生徒さんに自戒させるためです。小説文(物語文)ならどんなものでも構いません。ご家庭でも数分でできますので、お子さまとゲーム感覚でお試ししてみては如何でしょうか。意外と難しいものですよ。 西東京市谷戸校(田無・ひばりヶ丘)より

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