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更新日:2021年12月21日

多様性は英語でdiversity (ダイバーシティ)と訳します。少し前に小池百合子都知事が3つのシティとして、スマートシティ、セーフシティと共に掲げていることでも話題になった言葉ですね。小池都知事はキャッチーな言葉を使うのがお上手だなとつくづく感心します。西東京市にある谷戸校の塾生は首長の方針に違わず、様々なニーズやバックグラウンドをお持ちの方が多いです。実は清瀬校にいた頃にはあまり感じたことのない感覚です。これには東京都下で5番目に多い人口を誇る西東京市の立地や市民性が関係しているのかもしれません。偏差値70越えの学業優秀な生徒さんがいる一方、中3まで殆ど勉強をしてこなかったような生徒さんが助けを求めて入塾してきたりします。帰国子女もいれば、スカウトされて芸能活動をしている人もいれば、とある分野で世界一を獲った生徒さんも。我々が入塾生を選別することは致しませんので、自然とこのような多様性が生まれてきたわけです。

多様性を認めること

このような多様化はそれを認める風土が無ければ育まれません。一部の大人たちはいとも簡単に子供たちの様々な可能性を摘み、自らの一義的な価値観を正として強要しようとします。このような大人に育てられた子供たちが大人になると、同様の価値観、一義的な見方でしか物を見ることができなくなることは容易に想像できます。このロジックでいえば、この「一部の大人たち」自身もそのような教育を強要されてきた憐れな被害者であり、ここに負の連鎖が生じます。最近でいえば、このハゲー!!の元国会議員。学業面では優秀であったようですから、多様性の意味を頭では理解していたでしょう。しかし、心では理解しておらず、周りにそれを嗜める大人もいなかった。そのため、人の多様性を認めることに難があり、結果的には周りに自分の価値観を認めてもらえなくなった。これは至極当然の因果であったわけですが、何だか悲しい末路です。残念なことに塾や学校関係者にも、この負の連鎖を律儀に守る方々が存続していることを漏れ聞きます。この多様性。国語の論説文や都立自校作成校の推薦入試では、生物多様性や比較文化論として頻出テーマです。それにも関わらず、それを解説する立場の御仁が理解できていない(実践できていない)となると目も当てられません。・・・と、まぁこのような負の連鎖を断ち切ることも我々の大切なミッションだと考えています。人の価値を1つに決めず、バイアスを極力排除し、ひとりひとりの目標実現を共に追求し続けてきた結果がこの教室にはあります。

多様性を理解することは人生を豊かにすること

昨今ではAIの台頭で職を失うといった実しやかな話題が飛び交います。そもそもなぜall or nothing でものを語りたがるのかという疑問はさておき、いずれにせよ私は待望論者です。とことん使い倒してやろうと画策しています。生徒諸君におかれましては、この潮流を先の未来と呑気にしていてはいけません。都立戸山高校の昨年度の推薦入試の集団討論テーマは正にAIについてでした(ご参考:平成29年度都立戸山高校推薦入試集団討論テーマ)。よって、このテーマは今年度も出題される可能性が大いにありますので、最低限の知識と自身の考えを持っておきましょう。塾生の皆さんへは集団討論対策授業にて、お話しますのでお楽しみに。 さて、AIの潮流は教育分野にも訪れることは間違いありませんが、こと教育分野で淘汰されていくのは偏差値偏重の詰め込み型の塾や学校の教師たちからになりそうです。いわゆる優秀な生徒さんへ受験知識を詰め込むだけのやり取りは、非常にシンプルなロジックですからAIとの親和性が高いです。つまり、ひとりひとりに対して異なったアプローチで動機づけやコーチングをすることのできない教育現場や教育者からAIに代わっていくということです。既存知識の吐き出しだけならば、機械の方が既に遥かに正確ですからね。「ここの生徒は全員優秀だから教科書通りのことだけをやる。他のことをやると受験に必要ではないとクレームが来る。○○○○○よ。」とは、都立トップ校のとある先生の言葉です。多少謙遜まじりの言葉であったとはいえ、詰め込み型の塾のやり方と代わり映えしないなと感じたことを覚えています。古くから我々は、単調なことを「機械的」と言い換えて使用してきました。対義語である多様なことを「人間味がある」とも言い換えてきました。AIが普及しようとも何も難しいことはありませんし、恐れることもありません。先人の言葉が答えを教えてくれているのですから。多様性を認めること=人間味のある生き方をしていくことで、人生はきっと豊かになります。そのための勉強を一緒にやっていきましょう。 追伸 上記に関連して、IT&教育研究者の間ではAI時代を生き抜く4つスキルを提唱しています。これはまた別の機会にご紹介したいと思います。 谷戸校(田無、ひばりが丘)より

 

温暖化に関しての論議があまり聞かれなくなりました。こうした課題は流行で議論する性格の問題ではないのですが。問題が解決した訳でもなさそうです。今から9年ほど前、塾内広報誌「じゅくであ」に以下のエッセイを書きました。今読んでも興味深い論点があります。興味のある人は是非目を通してください。「地球温暖化」による環境の変化について、人類の排出する二酸化炭素の温室効果が問題とされ、今や二酸化炭素は「温暖化」の根元であり何かすごい悪者になっています。 はじめに確認しておきますと、地球を温暖化させる根本的な原因は太陽活動です。つまり、太陽の核融合エネルギーの放射熱が地球を暖めています。二酸化炭素は水蒸気、メタンなどと同じく温室効果をもたらす副次的従属的な外的要素にしか過ぎません。それどころか、温室効果の75パーセントは水蒸気によるものであり、二酸化炭素はその残りの温暖化ガスの中の一つです。ちなみに、こうした水蒸気を大親分とする温暖化ガスが存在しないと地表の温度は氷点下になってしまうことが知られています。過去に「全球凍結(今から7億5000万年前~5億8000年前に起こったらしい地球全体の凍結)」から地球を救ったのもこうした温暖化ガスらしいです。この「二酸化炭素主犯説」が実はかなり怪しい学説であるのはいくつか理由があります。 第一は、二酸化炭素は19世紀以降一貫して増大中にもかかわらず、地球の平均気温は一貫して上昇しているわけではないのは何故か合理的な説明が出来ていません。第二は、太陽活動の変化などによる気温上昇が二酸化炭素増加(海中から空気中への)をもたらしている観測データもあり、氷河期ー間氷期の繰り返しの際も気温上昇による結果としての二酸化炭素濃度の上昇がある。 第三は、地球の熱放射の95パーセント近くが、すでに捕捉されており、そのうち9割近くが水蒸気であるという事実。とすれば、二酸化炭素増加を今後くいとめてもほとんど気温上昇に影響がないことになります。 第四には三番目の論点と関連しますが、二酸化炭素の放射熱吸収スペクトルはほとんど飽和点に達しているという点について論争があります。もし、そうなら「温暖化」について二酸化炭素を減らすことはほとんど意味がなくなります。<今は「二酸化炭素主犯説」が世論になっていて、こうした重大な論点がマスコミにはほとんど出てきません。不思議ですが、どうしてそうなるのでしょうか。おそらく「排出権」などという国際的な利権が出来たので、日本のようなお人好しの金持ちの国から金をむしり取るには都合がいいとか、国内にもそれに乗じて利権をあさる人たちがいるとか、「二酸化炭素」を悪者にしておくと国内外に儲かる人たちがいるとか、「主犯説」の線で研究すると予算が付くとか、なにか利害関係があるのでしょう。つまり、すでに「二酸化炭素」が大きなビジネスになっているように感じます。 また、人類にとって「温暖化」が悪いことなのかという論点もあります。環境攪乱要因として考えれば、そもそも人類が食料生産革命(農業)を開始して以降、地球環境を攪乱し続けてきました。21世紀、ようやく地球環境のひとつの天井が見えてきました。しかし、人類史的にみれば、今緊急なのは、食料生産と淡水供給でしょうか。ちなみに温暖化と二酸化炭素濃度上昇は農業生産には有利な条件ですが・・・


 

更新日:2021年12月10日

先日掲載した内容(都立国際高校バカロレアコースと英語のトレンド)に関連して、面白い記事を見つけたのでご紹介します。 ご参照:2017年度の大阪府立箕面高等学校の進学実績がやばいと話題(関関同立.net) この記事では海外大学への進学実績にスポットを当てて有名高校の比較をしています。箕面高校の場合、入学する生徒層が劇的に変わったとは考えにくいので、高校側の教育や進路指導が変わったと考えるのが自然です。誤解しないでいただきたいのは、海外進学の良し悪しを述べているのではありません。子供の選択肢や視野を広げるのは環境に起因するところが大きいという好例として紹介しています。教育にはやはり属人的な部分が根強くあり、置かれた環境によって進路は大きく変わっていくわけです。 記事では都立日比谷高校、御茶ノ水女子大付属高校、開成高校を比較してくれています。ここではそれ以外の都立高校、とりわけ外国語コースを設置している学校と、英語教育に力を入れていると評判の学校を調べてみました。いつもですと谷戸校がある西東京市周辺の都立高校のみをご紹介するところですが、今回は都内全域の都立高校をピックアップしています。結果として見えてくるのは、海外大学への進学を希望しているのであれば、今のところは都立国際高校一択だということです。国際高校以外の都立高校では「英語教育に力を入れている=海外への進学者を輩出している」とはなっていないということがわかります。


都立高校の外国語コース(外国文化コース)の海外大学進学者数


まずは外国語コース(または外国文化コース)を設置している都立高校。深川高校(外国語)、松が谷高校(外国語)、小平高校(外国語)、田柄高校(外国文化)の4校です。


都立深川高校

平成27年度は0名。平成25年度まで遡ると1名。

都立小平高校

平成28年度に1名。平成27年度も1名。

都立松が谷高校

平成28年度は0名。平成25年度まで遡ると1名。

都立田柄高校

平成28年度は0名。平成26年まで遡ると1名。


その他の英語教育に力を入れている都立高校の海外大学進学者数


国際高校はもちろん、帰国生入試がある三田高校、竹早高校、日野台高校。そして、オリジナル教材を使用する国立高校。英語とビジネス教育を掲げている千早高校と大田桜台高校。国際系コースを設けている大島海洋国際高校は下記の通り。


都立国際高校

平成28年度は54名!圧巻ですね。

都立三田高校

平成28年度は0名。平成27年度は2名。平成26年度は0名。

都立竹早高校

非公表。

都立日野台高校

平成26〜28年度までは0名。

都立国立高校

非公表。

都立千早高校

平成28年度は3名。平成27年度は0名。

都立大田桜台高校

平成28年度は3名。

大島海洋国際高校

平成28年度は2名。平成27年度は0名。

異文化交流や海外留学の機会は増えてきているのですから、海外進学も増えてくると良いですね!

西東京市谷戸校(田無、ひばりが丘)より

 
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