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とあるプロジェクトに携わることになりまして。その相談がてら、准教授をやっている同窓生に会いにKBS(慶應義塾大学大学院経営管理研究科)に行ってきました。

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日吉には慶応義塾高校、慶応義塾大学と、KBSが併設されています。ついでに各施設を案内してもらいました。(写真をもっと撮っておけば良かったですね)ちなみに、KBSは、MBA(経営学修士)を取得したい学生や社会人が学ぶ場所です。その他、会社経営者や企業の重役向けのエグゼクティブセミナーなども多数実施されているとのことです。

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将来、経営者に興味がある人は選択肢の一つにしても良いですね。現況を伺う限り、縦の繋がりも然ることながら横の人脈作りにも最適な環境だと感じました。そんなこんなで今年の夏は気温も生活もいつも以上に暑い夏を過ごしております。

谷戸校(田無・ひばりが丘)より

 

家庭での日常の会話は学習意欲をつくる貴重な機会

ベストの教室には以下の言葉一覧が掲示されている教室があります。子供が嫌いな親などいませんが、毎日の忙しい生活のなかで、ついつい子どもにマイナスの言葉を投げつけてしまいます。あとで反省することも多いのですが、思わず言ってしまいますね。  「早くしなさい」「いい加減にしなさい」「何やってるの」などなど。しかし、当たり前ですが、子どもたちもこうした言葉では元気も意欲も出ません。親子関係や親子間のコミュニケーションは学習意欲と学力向上に密接な結びつきがあることが分かっています。日常何気なく声をかけ、話をしていますが、そこで意識せず言っている言葉のひとつひとつが実は学習意欲を大きく左右しているのです。ご家庭においてもこうした事情も配慮してプラスの言葉かけをもっと出来るとよいですね。  ベストでは「ストローク」という言葉を使用します。心理学の概念で、人間が元気と勇気を出すことが出来る言葉と動作のことです。挨拶する、激励する、慰める、同情する、共感する際に発する言葉がそれです。また、手を振る、にっこりする、などの動作もストロークです。逆に文句を言ったり、無視したりすることはディスカウントです。わたしたちはストロークの多い授業やストローク溢れる教室を目指して頑張っています。ここでは子どもにかけるストロークとなるプラスの言葉をご紹介します。

【意欲を高めるために】

  「やってみることが大事、誰でも失敗はある、まずは行動だよ」   「一生懸命に頑張ったから、きっとうまくいくよ」   「そういう考えが大事だよ、今の気持ちを大事にしたらいいんだ」   「出来るよ、出来る、かならず出来る」   「ホントありがとう、助かるわ-」   「(おとうさん、おかあさん、お兄さん、お姉さん、)も凄く喜んでいたよ」

【自分に自信を持たせるために】

  「すご-い、これはすごいんじゃない」   「なかなかやるねぇ、すばらしい」   「~なら必ず出来るよ」   「頑張った教科は得点が上がったね、努力すれば必ず成果はあがるんだね」   「優しくって気が利くんだ、ありがとう」   「大丈夫、やるべきことをキチンとやっていることは分かっていますよ。」

【自分を大事に思う気持ちを強めるために】

  「ホントは頑張ることが出来る子なんだ、あなたを信じています」   「やったね、そういうとこお母さんすごく好きだよ」   「どんなことがあっても、家族はあなたの味方だよ」   「元気でいるだけでうれしいけど、これで勉強頑張ったら10倍うれしい」   「そう考えたんだね、あなたの考えは正しいと思う」 進学塾ベスト自修館広報誌「じゅくであ」より

 

以前にこんな記事(言の文)を書きました。今回はその好例を。 今月からパズル道場に通い始めた私立に通う小2の女の子。彼女が発する言葉に私はいつも感心します。問題を解く時、世間話をしている時、「好き!」、「やってみたい!」、「面白いね!」、「得意!」、「楽しい!」などといったポジティブワードが本当に多いからです。「やだ!」、「無理!」、「面倒臭い」などのネガティブワードを彼女の口から一度たりとも聞いたことがありません。確かにパズル道場は電子黒板やタブレットを使用し、ゲーミフィケーションを重視していますから通常の授業では味わえない新鮮味があります。しかし、昇級すればするほど越えられない壁が出てきますので、楽しいだけとは一概に言えません。それでも弱音を吐かず、諦めず、ポジティブワードを連発しているところに彼女の凄みがあります。

魔法の言葉は魔法の鎖を発動する

子供には(大人もですね)感情のはけ口が必要ですから、ネガティブワードの1つや2つは出てきて然るべきだと思います。どこかで発散させてあげなければ、途中で糸が切れてしまったり、感情表現が苦手な人になり兼ねません。従いまして、そんなワードが出たくらいでいちいち目くじらを立てず、いなすくらいの業は心得ていなければなりません。しかし、心から楽しみ、好きでやっているとしたらどうでしょうか。ネガティブな発想がそもそも生まれてこないわけです。忍耐強く、好奇心旺盛でポジティブ。彼女にぴったりの言葉です。これが学力に及ぼす効果は計り知れません。 このような人は周りにも好影響を与えます。一緒にやっている生徒さんたちは、その空気に飲まれて一層の頑張りを見せるようになっていきます。指導している我々も例外ではありません。指導に熱が入りますし、何より指導していて気持ちが良いです。これぞ正にPositive Chain(正の連鎖)です。このpositive chainは、魔法の言葉(ポジティブワード)を唱えることで発動する魔法の連鎖です。知ってか知らずか、彼女は大変優秀な白魔法使いです(負の連鎖を発動するのは黒魔法使い)。きっと彼女の周りには多くの人々が集まり、彼女から勇気や元気をもらっていることでしょう。私たちは教育研修や読書を通して白魔法を日々研鑽しています。しかしこれは認知的な魔法の使い方の探求であり、彼女のように情緒的に魔法を使う天才には到底敵いません。 小2といいますと、発達心理学では社会性を意識し始める時期と位置付けられています。発達段階ごとの特徴は「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」(外部リンク)が参考になるかもしれません。自我が明確に形成されているとはまだいえませんから、何に関しても保護者が導線を引いてあげることになります。そこで上手に導いてあげない限り、このようなポジティブワードばかりを発する習慣は身につかないでしょう。生徒さん本人からだけでなく、ご家庭の教育方針からも学ぶところは多いです。教室中に魔法の連鎖を広げられるよう、白魔法をたくさん勉強させていただこうと思います。 谷戸校(田無、ひばりが丘)より

 
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